新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染したかもしれない、体調が悪く疑わしい症状がある、そんな時どの機関へ連絡したらよいのか発表はされているのですが、まだ周知が徹底されていません。
目次
47都道府県 帰国者・接触者相談センターへ連絡
日本全国、47都道府県に 帰国者・接触者相談センターが設置されています。
体調が思わしくなく、新型コロナウイルス感染症の受信を希望する方は各都道府県設置の帰国者・接触者相談センターにTELしましょう。
厚生労働省設置の
【新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター】
から全ての都道府県連絡先が1クリック(タップ)で確認出来るようにリンクが張られています。
!ご注意!
帰国者・接触者相談センターと言う言葉から、海外からの帰国者や新型コロナウイルス感染症に感染した方と接触した時に相談するようなイメージを受けますが実は違います。
ご自身の体調が優れず、新型コロナかもしれないから検査を受けたい、医療機関を受診したいと感じた時に一番最初に連絡する場所が帰国者・接触者相談センターです。
原則、帰国者・接触者相談センターは24時間対応ですが、各都道府県、自治体により時間帯や曜日でTEL番号が異なる場合もあります。
又、帰国者・接触者相談センターと言う表現を使っていない自治体もあります。
その場合でも「感染が疑わしいと感じたら」などの連絡先は必ず提示されています。
「自分は大丈夫」などと思わず、万が一の時の為にコロナ禍が終息するまでは、地元の帰国者・接触者相談センター連絡先を確認しておきましょう。
自治体の連絡先が複数掲載されている
あっ、メガロポリス東京ですか、巨大過ぎてそこは行政機関も大変ですからね。
では、東京を例に説明します。
厚生労働省【新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター】から東京都へ移動すると東京都福祉保健局のサイトです。
パッと見は少し分かりにくいのですが、新型コロナウイルス感染症電話相談窓口、新型コロナ対策パーソナルサポート(ライン)この2項目は気軽に相談や質問を受け付けますよと言う連絡先です。
そして、
新型コロナ受診相談窓口 (帰国者・接触者電話相談センター)
の項目は自覚症状がある方が、早急に医療機関を受診したい時に連絡するTEL番号です。
東京の場合、時間帯や曜日、地域で更に細分化されていますが、要するにご自身が居住する地域の保健所と都のTEL番号を確認しておけば大丈夫です。
帰国者・接触者電話相談センターの意味さえ理解していれば、東京都以外も全て同様です。
それは症状や地域により、どうでしても違いは出てきます。
とにかく、一番大切な事は連絡した時に自覚症状をしっかり伝える事です。
症状から帰国者・接触者電話相談センターの担当者が判断し、必要なら受診機関を選定してくれるので指示に従いましょう。
かかりつけの医者で受診するのはNG
一番やってはいけない行動です。
近所に親しくしている個人病院やお医者さんがあるとしても、直接行くのは控えましょう。
先にTEL相談すれば結局、自治体の帰国者・接触者電話相談センターを紹介されるはずです。
帰国者・接触者電話相談センターへの連絡基準
以下、厚生労働省が発表している基準です。(そのまま引用しています)
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
※高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)など)がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
苦渋の表現が多いですが、仕方ないと言えるでしょう。
何でもかんでもTELされてしまっては回線がパンクしてしまい、本当に必要な人が繋がらなくなってしまいますから。
そうかもしれません、新型コロナに関係なく普段から医者に行かず我慢するタイプ、まずは取り敢えず医者に行くタイプ、と性格でも分かれますからね。
これはあくまでも筆者個人の意見ですが、過去に感じた事がない症状が出たら迷わず帰国者・接触者電話相談センターへ連絡した方がいいでしょう。
症状の出方には個人差があり自己判断が出来る決め手はありません。
ですから厚生労働省が発表告知している症状ではなくても、自分が過去には感じた事無い症状が出たら連絡するべきです。
特に普段、我慢しちゃう人&医者嫌いな人は要注意です、我慢する事が逆に人に迷惑をかける結果になる可能性もあります。
新型コロナ感染症まずは自己防御
不安な症状が出たら自治体設置の帰国者・接触者電話相談センターへまず連絡すること、はご理解頂けたと思います。
そしてそれ以前の問題として感染しないように出来る自己防衛をすることが大切なのはご承知の通りです。
手洗い、うがい、断密、そして周囲の為に咳エチケット、自分でやれる事をしっかり実行しましょう。